柿田塾とは

当塾は柿田秀明が主催する、鍼を中心とした“日本に於ける伝承医学”を研究、伝承する集りです。

“どうすれば病を防げるか”“どうすれば病を治せるか”の二つを最大の命題としています。

当塾の研究の始まりは内経からですが、その目的は内経の文字を追う事ではなく、文字の向こうの気的実体を感じ取る事でした。

内経を皮切りに様々な研究を続けた結果、現在の柿田塾の立場は「全ての情報は、鵜呑みにすることなく、正しい気的感覚で検証しなければならない」そして正確な感覚は「空」より始まるです。

そこから生まれた診法が深部切経法と正邪脉診法であり、治療法が接触鍼法です。そして、これらの診法、治療法は、空間を超えた診法と治療法への基礎となるものと考えています。

正しい気的感覚をもって検証した結果、利用出来ると判断したものは、現代医学の理論と雖も積極的に取り入れます。現在、臓器や器官単位での生理や病理、また大気汚染やアレルギー疾患、感染症などといった疾患も、気的理論に組み入れ、新たな診断法と治療法とを構築しています。

当塾の治療術は、接触鍼やパワースティック、観脉などの気を感じ取るための訓練道具を治療道具として代用するところに特徴があります。これらの訓練道具は、

「物の形状の違いで気の流れる方向が決まること」

「物には、質、色、温度など気としての種類があること」

「物の中を気が通ると、その物の気に染まった気に変わること」

という研究結果から開発された物で、これらを使用する理由は、豪鍼より遙かに安全で効果が高いからです。

また、気に対する感覚向上と自己の健康のための、複数の鍛錬法の研究も進み、これらの諸法もほぼ完成の域にあります。そしてこれらに満足することなく、新たな術や道具の開発にも時間を割いています。

当塾はあらゆる枠に囚われる事なく、さらに先を目指していきます。それにより内経の裏側にある祝由の何たるかが判るのではないかと直観しています。

鍼灸や湯液など、気的医学を十分学んだが、疑問を感じる、または整理がつかないといった問題を抱えておられる方は、当塾で答えが見つかるでしょう。 基礎的知識が少ない方は、平行して専門文献を読まれるか、先に他会にて学ばれることをお勧めします。

柿田塾塾長 柿田秀明