【切経講義】沖胡先生
切経するにあたって、気の感覚が良いとは具体的にどういった事に繋がるかを学びました。
内臓・器官・臓腑の状態把握はもちろんですが、養生指導において感覚が良い場合はきめ細かい指導が出来ると教えていただきました。
また、治療道具として身の回りにある物のを利用することが出来るといった話には興味を引かれました。
「感覚」が的確な治療をするためにはとても大切だと常々意識していましたが、もっと多くの事に繋がっていることを知りました。
【問診講義】城田先生
めまいについて学びました。
めまいは西洋医学的に末梢神経前庭障害等、中枢神経の障害が関わってることもあるので、見極めをしっかりするように教えていただきました。
書物ではめまいは腎とだけ書かれていることもありますが、脾・胃の虚からくる腎の虚など、その経緯を教えていただきました。
そういった仕組みを知ることで、本日の切経で学んだのと同じようにきめ細かい養生指導が出来、治療にかかる期間が短縮されると思います。
【経絡講義】伊藤先生
先月から引き続き手の少陽三焦経について学びました。
経絡講義では古典を読み解きながら流注を解説していただきます。
三焦経の流注が耳や目にかかることを経絡図で見るのではなく、文字で追っていくことでより立体的に理解できました。
そうすることで、めまいの治療や目の治療になぜ三焦経が用いられるのかがわかりました。
【実技】柿田塾長
この時期、多くの人の体調に影響を及ぼす花粉。
この花粉が原因で胸部に熱があるというのを切経で確認し、更に舌・喉を観察して状態を把握しました。
花粉が主な原因だとしても、緊張や冷えなど様々な要因が脈に影響するため、十分な観察が必要だと感じました。
また、治療は補気ですが、補気の後に患者さんに水分を摂っていただくことで良くなる場合もあると教わりました。
塾生 坂手