[ 脉診講義 ] 沖胡先生
脉幅の続きで脉の位置幅が寸 関 尺で人それぞれ違いがあり、小児の場合は手が小さいので虎口に術者の環指と小指の間を合わせて母指で診る、又は手で包み込んだ状態で診る様にと解説して頂きました。
柿田塾では脉状だけでなく、正気の状態や邪気の有無も診るので、日頃より自身の鍛練を怠らないように心がけたいと思います。
[問診講義] 城田先生
住居環境について、通勤・通学で体に負担がかかる原因の1つに乗り物の振動によって気が減るとの事で、体を動かしていないのに疲れるのが解り大変参考になりました。
又、現在外での排ガスや花粉、屋内での壁紙などでホルムアルデヒドによるシックハウス症状はアレルギーの原因となる物質が空気中に蔓延しているので、近年肺が虚している要因の1つだと思われるので治療を行う上で注意したいと思います。
[ 古典講義 ] 伊藤先生
今回、歴史のお話しの中で戦争が多発している時代は化学(科学)の発展により兵器などの開発が盛んになり、逆に平和な時代は文化の発展により、現在の本の元となった栄代の版本から明代の刊本へと技術の進歩により本の量産が可能になり、時代の背景に鍼灸古典の伝達も大きく影響があったのだと解説して頂きました。
[ 実技 ] 柿田塾長
2人ペアーで遠隔での診察及び治療を行いました。
その後、相手を変える事で、それぞれの気の違いや種類の相違を見比べながら診断しました。
遠隔での診察及び治療が出来ると患者さんが訴えていないのに体の状態などが解ればより信頼関係も生まれるので修得できる様に努力したいと思います。
塾生 鈴木