〈古典講義〉 伊藤先生
手少陽三焦経についての講義でした。
経脈篇の盛、虚、不盛、不虚の意味についての解説をしていただきました。
〈切経講義〉沖胡先生
診断する時の感覚には鋭さとともに正確さが必要である、という事を教えていただきました。
鋭く正確な感覚は、正確な診断と的確な治療、正確な養生法の指導につながる。
気を感じようとするには意識を空にすることが大切で、空にする方法は力を抜くことである。いかに力を抜いて空に近づけるか、日々の訓練がとても大切だと感じました。
〈問診講義〉城田先生
痺れ、だるさ、凝り、痒み、腫れ、むくみについての講義でした。
特に凝りについては、高齢者は気が少ないのでじっとしていると冷えるが、動くと凝りやすく、陰虚気味なので筋肉に熱を持ちやすいため、治療で気を補った後に水分補給が必要である事、部分的に気血の通りの悪い所もあるため患部を触って通りをよくする必要がある事など、年齢に応じた対処をする必要があることを学びました。
〈実技〉柿田塾長
グループに分かれて腹部から深部切経をして腰椎を診断する実技を行いました。
新人グループは柿田流の脈診、パワースティックの使い方の実技を行いました。
塾生 坂路