【問診講義】 城田先生
アトピーについて教えていただきました。
アトピーは、正気の生産量が少ないか、消耗量が多いことが原因だそうです。
このとき食べ物から正気を増やそうとしても添加物の影響で、栄養が正しく正気に変わらないこともあるとのことでした。
このような時は無添加のものに代えることで症状の改善を期待できるのだそうです。
さらに空気が悪いことも原因としてあるそうで、実際田舎などに住居を変え好
転した例を教えていただきました。
また問診において血液検査など病院の検査結果は、診断を考える上で進んで参考にするべきとのことです。
【切経講義】 沖胡先生
施術者の体調が感覚に左右することを説明していただきました。
例えば自分がリラックスしていれば患者もリラックスし、緊張してしまえばその緊張が患者に移ることもあるそうです。
また手に汚れが付いていれば、その汚れの気を感じてしまい、患者の気を感じ難くなるとのことでした。
対策として、こまめに手を洗うことが良いそうで、汚れと邪気の両方を落とすことが出来るとのことです。
手を洗う際は水よりもお湯を勧められました。
また寒熱を診るとき、患者の皮膚から手を離して診ることの弊害を教えていただきました。
【経絡講義】 伊藤先生
今回から足少陽胆経が始まりました。
冒頭にまず流注図で大まかな流れを教えてくださいました。
足少陽経は身体の外側を走行しており、経穴数も多く他の経脈よりも複雑な印象を受けました。
冒頭に「抵」、「至」の2つの漢字がでてきますが、どちらも「いたる」と読むそうです。
目的をもって積極的に「いたる」かどうかで文字を使い分けているとのことでした。
毎度、先人の卓越した医学理論だけでなく、学識の深さにも驚かされます。
複雑な走行の足少陽経を、先人がどのように文字のみで表していくのか今から楽しみにしています。
【実技】 柿田塾長
現代医学では健康の定義は、肉体的にも、精神的にも(そして社会的にも)すべてが満たされた状態にあることをいうそうです。
東洋医学では、それプラス正気が充実した状態のことを健康としているとのことでした。
このときの健康のためになる気を正気といい、つまり身体に良い気だそうです。
逆に身体にとって悪い気を邪気と呼ぶようでした。
また気のバランスも大切で、一般には上半身よりも下半身に気が多い方が健康とのことです。
最後に実技として正しい姿勢のとり方を教えていただきました。
塾生 田中