定例会

2019年6月柿田塾定例会

【柿田流脉診講義】沖胡先生
脉診時に注意すべき事項についての講義でした。脉診の際、爪痕を付けることによる影響、患者さんの手首や肘の位置で注意すべきこと、緊張を解く方法、小児との付き合い方について解説をしていただきました。

【柿田流問診講義】城田先生
先月に引き続き腹部についての問診の講義でした。体表浅部の痛み、嘔気について、原因、増強因子、病院への受診を勧めるべきポイントなどの解説をしていただきました。

【古典講義】伊藤先生
黄帝内経の歴史についての講義でした。華佗の人となり、活躍した時代背景、業績の一つである人体解剖についての解説をしていただきました。華佗自身は解剖に積極的でしたが、儒教の圧力の前に流れが断たれ、その死後1000年以上解剖を行ったという史実は中国の歴史に登場していないということでした。必要なこと・正しいことは必ず残るとは限らないこと、古典に限らず学習する上で見極める力の大切さを教えていただきました。

【実技】柿田塾長
グループに分かれて、班長を中心に同じ井穴をパワースティックで治療し、気の変化の感じ方を共有・指摘する練習をしました。自分自身の治療を客観的に見直し、検証する良い機会になりました。

塾生 佐藤

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