定例会

2018年8月柿田塾定例会

【切経講義】 沖胡先生
熱についての話でした。
火傷(お灸も含む)と日焼けは同じようなものとおもわれがちだが、火傷(お灸も含む)は実熱、日焼けの場合は皮毛が冷えているとの説明がありました。
大変興味深い話でした。

【問診講義】 城田先生
ヨダレについての講義でした。
ヨダレの直接的な原因は脾虚ですが、脾虚になる背景についても説明がありました。
また、ヨダレがでるということは、ある程度身体に水分が足りていると考えられるとのことでした。
確かに治療中にも、ヨダレの出る患者さんは脾虚のひとが多いように感じました。

【古典】 伊藤先生
霊枢経脉編、足厥陰肝経の続きでした。
足厥陰経は目系へ行き、最後は頭頂部の百会にまで通じていると説明をしていただきました。
そのわかれたものは目系から唇の中をめぐるそうです。唇の内側(口腔内)とかではなく、本当に唇の中をめぐるというのが面白いと思いました。
確か私の記憶では今までの講義の中で、陰経で頭部まで至る経脈は他に無かったように思いました。
足厥陰経も大詰めを迎え、今後どのように展開していくのか今から楽しみです。

【実技】柿田塾長
術者の意識がどのくらい治療に影響するのかを感じる実験を行いました。
普段患者さんを治療するときも、治そうと意識的になりすぎてはいけないなと改めて反省しました。
実技の最後に呼吸法の練習を行いました。今月の定例会は神戸市の摩耶山山中の気の良い場所での定例会であったためか、平素よりも上手くできたように思います。

塾生 田中

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